tech venture business » Archive of the year '2007'

Keitai Shousetsuへの予想外の反響

どうも。以前、日本には面白いもの先進的なものが結構あるのだから外に発信していきましょう、という趣旨の事を書きましたが、今日はその路線の話です。

週末のtechcrunchに、日本ではベストセラーの半分は携帯で執筆されている、という記事がありましたが、これが英語圏のブログではかなり話題になっていました。日本のものが世界でどのように受け止められるのか、ということに関心がある方は、英語版のtechcrunchのコメント欄に是非目を通してみて下さい。雰囲気がつかめます。更にトラックバックやグーグル検索でもかなりの意見に触れることができると思います。

恐らくシドニーヘラルド紙の原文を読んでいないか、背景を知らないと伝わりづらいのかだと思うのですが、techcrunch上での反響と議論は「こんなに限られた携帯のキーボードで小説が書けるとは!」というテクニカルなところに焦点がおかれていました。CGM/UGMビジネスだとか携帯の画面であるが故のラフだけれども適した新種の表現等の話が抜けてしまっているようです。こういう時にこそ、日本の現場の状況をコメントする方々がいても良いと思うのですが。techcrunchはどうにかコメント欄を日米版で合体させられないのでしょうか?分断があるのは誰にとっても有意義ではないと思います。

ところで、私もケータイ小説の存在は聞き及んでおりましたが、ベストセラーの半分という状況だとは露知らず。読んだこともないのに云々言うのもなんだなと思い、昨夜とうとう読んでみました、『恋空』。読めるケータイがないのでPCで読みましたが、これが長い。さくっと読んでブログを書こうと思っていたら、読み終わったのは結局朝方。月曜の夜からやられました。せっかくなので本ブログの趣旨からは外れますが、ちょっとだけ感想を。

小説としての質という点では稚拙といってしまってよいと思うのですが、CGM/UGMですからそこは問題視するところではないと思うのです。その年頃特有の思いや時代感なんかはある意味リアルで良さがでていると思いますし、短くスペースの効いた表現は携帯画面には適していると思います。また、情景描写はほぼなく主人公の心情にフォーカスしている点は、読む側も携帯のため、むしろ日記を読んだりより個人的なコミュニケーションをしているような親近感を与えるのではないかと推測します。

「今どきの子供は」と言われかねない「過激な」事象がてんこ盛りではあるのですが、私はそれほど本質的には変わっていないんだなとちょっと安心してしまいました。内容はホットロード(古いのですがご存知ですか?)とセカチューを合わせた感じですかね。てんこ盛り具合に不満の方もいらっしゃるようですが、まあ韓国ドラマには適わない程度ですし、近頃ペースの速いエンターテイメントが増えたのでそれはいたしかたないのかと。さらに言えば、これといって美人ではない主人公が、自分の幸せを最大限に気遣い愛情をそそいでくれる同程度に好きな二人のイケメンの間で揺れる、という設定は少女漫画/アジア系ドラマでは今も昔も変わらぬ王道だと思いますので、まあ総じて受ける要素はやはり結構詰まっているのだと思いました。

いずれにせよ、篭らず表現・発信するのは良いことなのではないかと思います。皆様ぜひ他にも日本のクールな情報を外に向けて発信して下さい。

今日はかなり脱線しましたが、この辺で。ではまた。

シリコンバレーCEOと学歴

どうも。先週後半はThanksgivingのお休みで暫らくあいてしまいました。皆様如何お過ごしでしょうか。

今日は学歴の話を少し。
さて、シリコンバレー企業のCEOというと、皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか。スタンフォードなどの名門校出身で技術系バリバリの学位を持っている人々、或いはハーバード等の名門ビジネススクール出身のMBA、それとも大学中退の天才肌でしょうか。

今日のMercury Newsにその調査記事がありました。シリコンバレーにある企業の内、規模上位150社を対象にしたもので、CEOがどの大学または大学院からどの様な学位を得ているかを集計しています。結果はといえば、上記の例のどれもありで、出身校は多岐に渡り、学歴とCEO職との直接の相関は見られずやはり meritocracyなのだろう、というまぁありきたりなものなのですが、幾つか興味深い点がありました。 (全体像のリストはこちら

一つは実に3分の2が公立校出身であること。確かにスタンフォード出身が最多ではあるのですが、いわゆるアイビーリーグの影は全体としては薄いようです。

二つ目はカリフォルニア州の大学・大学院が全体の4分の1を占め、中でもサンフランシスコベイエリアの教育機関が全体の2割に至ること。意外にもかなりローカルなんですね。これには様々な要因があると思いますが、人脈そして周りの雰囲気や期待値といった環境の影響は大きいと思われます。

三つ目は全体で計266の学位に及ぶそうで、大半が複数の学位をもっている(修士)ということですね。この辺が実はアメリカはかなりの学歴社会だといわれる所以でしょう。

そして四つ目は25名(全体の約17%)が海外の大学・大学院出身であること。以前に触れたように、確かにシリコンバレーでは外国人や移民が多いのですが、海外で教育を修めた人がこれ程とは、ちょっと意外でした。中でもイスラエル、インド、イギリスが多いようです。ちなみに日本の大学はリスト上に一つだけあって、九州大学です。記事内にあるサーチで検索したところ、SynnexのCEO、 Robert Huang氏が九大の電気工学部ご出身のようです。

私自身は全て日本で修めたので、このリスト上のアメリカの大学のヒエラルキーにはあまり明るくないのですが、どうでしょう、意外なものはあるでしょうか。

学歴とその後については諸説があるかと思います。それでもかなりの確率で言えるのは、恐らく、出来る人はどこに行っても出来るということと、すぐに起業をするのでない限り、就労経験の乏しい若い頃は学歴の重みはかなりあるということではないでしょうか。

取り留めないですが、今日はこの辺で。ではまた。