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企業カルチャーの作り方

カルチャーというのは非常に重要でありながら、形として目に見えるものではないので、なかなか難しかったりしますよね。

スタートアップの場合、基本的には、ファウンダーの志向と、その後雇った人たちがどんな人たちかによって形成されていくことが多いと思います。例えばビリヤード台があるとかよりもむしろ、どういうコミュニケーションをとるのか、誰が判断するのか、失敗や成功に対してどういう反応なのか、何が奨励されるのか、どういう人が昇進するのか、顧客に対する姿勢、時間の使い方などなど、そうした日々のことが重なってできていくものだと思います。

とは言え、無料ランチだとか、無制限休暇(これはHubSpotやNetflixはじめ結構導入は広がってます)、とか以前触れたTシャツとか、そういうことで「トーン」とでもいいますか、カルチャー形成に寄与する雰囲気を提供することはある程度可能だと思います。

では、みんなどういうことやってるんでしょうね。Quoraで「What are the coolest startup culture hacks you’ve heard of?」(スタートアップのカルチャーハックで聞き及んだものでイケてるのには何がある?)というディスカッションがあって、色々参考になるので一部シェアしますね。

DropboxのHack Week

1週間のハッカソンのようなもので、皆がやっていることを中断して、何でも好きな物の制作に取り組んで週の終わりに発表するというもの。

Twilioの新入儀式

TwilioはコミュニケーションのAPIをつくっているが、社員全員に自社APIを使って何かをつくりそれをデモすることが義務付けられている。これはエンジニア以外のビジネス側にも当てはまる。

Hub Spotの四半期ごとの席替え

地位にかかわらず個室無しのオフィスにしており、かつ4半期に一度ランダムに席替えする。

Expertcityの鐘

誰でも何らかの成功(例えば顧客獲得!とか)があった場合に、キッチンにあるベルを鳴らして、メールで成功の詳細を伝えることができる。

fresh tiled soilのWorkation

社員を社費で例えばコスタリカとかドミニカ共和国とかに行かせ、そこで普通どおりにリモートで仕事し、且つその後サーフィンとかヨガとか好きな活動ができる、仕事しながらのバケーションのようなもの。

Methodの入れ替わり受付

社員全員が受付を入れ替わりで担当する。

 

 いかがでしょう。簡単に導入できるのもあれば、かなりハードル高いのもありますよね。Workationとか、うらやましいw。コストをかけずとも色々できるので、まずは自分達の方向性にあうものをちょっと考えてみるのが良いのではないでしょうか。更にアイディアを得たい方はQuoraの該当ページを参照して下さい。

 

アプリ内課金の評価指標

スマートフォンアプリのビジネスモデルの柱ともいえるアプリ内課金ですが、その有効性を正しく認識し、必要な手を打てているでしょうか?

その為にはまずは正しい指標を正しく計測してモニターすることが重要ですが、皆さんはどんな指標を使ってますか?GoogleやZyngaでPMなどをやっていたKenton Kivestuが「単純なARPUだけでは足りない」として、ファイナンスで良く出てくるROEのDuPont分析からアイディアを得た指標について述べています。

彼が一案として提唱しているのはTPR(Transactions Payers Revenue)方程式という以下のものです。

さて、この方程式の要素を個別に見てましょう。

Rev/DAU - これはいわゆるARPUですね。どれだけユーザーをマネタイズできているかの全体的な指標です。

Payers/DAU - これはデイリーユーザーのうちどれだけの人がお金を払っているか。

Revenue/Transactions - これは各トランザクションが幾らの価値だったか、ということ。数種類の価格帯を提供している場合に必要です。

Transactions/Payers - これは有料ユーザーが平均何回トランザクションをおこなったかを示します。

彼は記事中で二つのプロダクトの例をあげています。デイリーユーザー、一日の売上げ、ARPU、全てが同じプロダクトがあるとします。これしか指標をとっていないと何の違いも見られません。ところがひとつ深彫りして、有料ユーザー数、トランザクション数をみると、違った絵が見えてきます。それらを上記の方程式上の指標で計算して見てみると、どうでしょう、以下のチャートのような結果になります。

製品Bの場合、有料ユーザーの割合が既に5%あり、これはかなり良い数字です。なので、これをもっと上げようと考え施策を打っているとすると、ストレスが溜まるはずです。がんばって5.1%になったとしても、収益へのインパクトは多くありません。むしろ、トランザクションごとの収益は非常に少なく伸びしろが大きいので、そこにフォーカスすべきでしょう。

単純な例ではありますが、現実的には、アプリに限らず、きちんと見るべきものを見ていないが故にトンチンカンな施策をうっている場合はたくさんあります。無駄な労力で疲弊しないよう、マネジメントにあたっている人たちは、このへんきちんと考えましょうね~。

では今日はこの辺で。