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どうも。今日はさくっと、昨日出席したSF New Tech MeetUpでみた、Web系ベンチャーについて記しておきます。
このブログで何度か触れているこのイベントなのですが、近頃はかなり規模が大きくなり、観衆の種類もかなり幅広くなってきたように思います。それによるプラス面、マイナス面は双方あるのですが、昨日プレゼンしたベンチャーには幾つか面白いものがありました。
プレゼンしたのは、ブログ関連ものではUtterz、Triggit、ClickTale、Blogbard、旅行関連ではTripIt、 YowTrip、だったのですが、中でもClickTaleとTripItはかなり良い感じで成熟度が見られました。既に他のメジャーメディアでも取り上げられた事があるものが多いので、ここではちょっとしたコメントにとどめ、詳細が書かれている記事のリンクを其々記しておきます。
ClickTaleはイスラエル拠点のベンチャー。ユーザーがサイト上をどのように見たりクリックしたかということを、かなり詳細かつ簡単に分析できるツールで、Eコマースサイトだけでなく、ブログ等の個人メディアにとってもかなり有用だと思われます。分析サンプルの小さいものは無料でできるので、早速このブログも試験中です。こういう視点の分析はGoogle Analyticsなんかと補完的なので、M&Aの可能性はかなりありそうな予感です。ちょっと冗談交じりに探りを入れたら、良い感じでかわしてくれました。創業者兼CEOのTal Schwartz氏、かなりデキそう且つ人当たりがとでも良かったです。
TechCrunch記事
TripItはサンフランシスコ拠点のベンチャー。創業者はかつてHotwireを創業したGregg Brockway氏。シンプルなサービスですが、さすがに旅行業に知見あり、という印象を受けました。使い方は至って簡単。飛行機やらホテルやらを様々なサイトから予約することが多い昨今ですが、そのあらゆる所から受け取った確認メールの類をこのサイトにメールすると、全てを統合して旅程表を作成してくれるというもの。しかも、地図や次の場所への移動方法、その他諸々の付加情報を自動的にくっつけてくれます。特に出張には非常に便利そうです。ソーシャルな面も考えていて、例えばLinkedInのようなサービスとくっつけて、空き時間にさらにミーティングを増やす等。需要はかなりありそうですね。
TechCrunch記事
Triggitは全くプログラミングが出来ない人でも簡単にブログのキーワードにアマゾンなどのアフィリエイトリンクを張ったり、Youtube画像を組み込めたりするもの。ブログ上で様々なことが出来る人にも手間を省くという面では有用かも。リンクだけでなく、ウェブサイトの改造自体がこのように簡単にできるようになると、スモールビジネスはかなり喜ぶのでは。
TechCrunch記事
Blogbardはブログを一瞬にしてポッドキャストにしてくれるもの。英語のブログなら何でも音読してくれるようです。英語だけなのが残念ですが、自分用の英語学習教材、通勤時の情報収集には良いかも。
YowTripは旅行をネタに仲間をつくるソーシャルネットワークサービス。Tipsの交換だけでなく、ユーザー間の自由なコミュニケーションを支えるプラットフォームで現地で実際に会うなどを可能にしています。ちょっと違う観点ながらも、競合がぼろぼろといる分野なので、ビジネス的にはちょっと難しいかなという感じですが、ブラジル人の気さくなFelipeくん、フルタイムの仕事の合間に一人でここまでやっているのは中々すごいです。
GigaOmの記事(英語です)
Utterzは文章や音声や動画などを、携帯を使って、自分のブログやTwitter等に即時にアップする事ができるというもの。うーん、技術的に優位性はある可能性もなくはないですが、この辺は競合が込み合いすぎな感じです。
Wired Visionの記事
とまあ、感想ばかりを書きましたが、使用経験、競合する日本製サービス等々ありましたら、ぜひコメントを。あ、それから、もしこのMeetUpに参加したいという方いらっしゃいましたら、ぜひご連絡を。ここで書いたプレゼン形式のものは毎月第2水曜日です。チケット半額にできますので、よろしければご一緒しましょう。また、最近始まった、バーでのカジュアルなネットワーキングは毎月第1水曜日です。
今日はこの辺で。では、また。
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どうも。先週末から暖かい日々が続いております。そろそろ寒さの峠は越した…なら良いのですが。
さて、将来起業をするつもりだ、自分は起業向きではないが大企業向きでもない、面白いことをやりたい等々、ベンチャー企業で現在働いている方も今後働きたい方も多くいらっしゃるとことと思います。では、どのベンチャーで働くか、というのが今日の話です。
起業から数年経って、ある程度結果を出し成長しているベンチャーであれば、ある程度の判断材料があるかと思いますが、出来立てホヤホヤのベンチャーに初期メンバーとして加わる場合はどうか?特にここ数年のように、Web2.0ベンチャーがバブリーに増えているような状況では、似たようなアイディアも含めベンチャーが毎日沢山あちこちで生まれていて、どれがイケそうなのか判断するのが難しい。
先日エンジェル投資をうけたばかりのPath101の創業者で、元VCのCharlie O’Donnellが、この点についての考えを、引き手あまたのエンジニアを対象に記していたので、取り上げて見たいと思います。(彼によると、近頃はLinkedInなどでPHPやAJAXがレジュメのキーワードにあるだけで面識のないベンチャーやリクルーターなどからお呼びがかかる、というほどの売り手市場だそうですが、エンジニアの皆様、そうなんですか?)
これだけ機会があると、”interesting technical challenges and things I’d like to work on”(技術的に興味深いものでやりがいがある)という観点で絞り込んでも、まだ絞りきれないとし、次の5つを考慮点として挙げています。(以下キーフレーズの引用+内容要旨の意訳)
1. Is this a viable concern? In other words, is this company going to be around in a year?
非常にクールなアイディアに見えても、何がしかのお金が入ってこないと想定した場合、そのベンチャーはどの位の期間、生き延びられるのか?プロダクトやサービスを開発してから資金調達をすればいい、と簡単に考えてはいけない。VCやエンジェルは「面白いねー」なんて言うことも多いが、実際彼らから資金を調達できる可能性はすごく小さいのだ。創業者やエンジェルやその他から何がしかの資金が調達できていなければ、避けるべし。
2. What are they willing to give you?
ビジネスサイド、技術サイド、それぞれが貢献して成り立っているのが組織だ。ビジネス側の人が自分のアイディアや経験をもとに起業した故に自分の貢献度を過大評価し、ごく僅かな株式しかエンジニアにオファーしないようなベンチャーは避けるべし。
3. ON THE OTHER HAND, don’t underestimate the value of relevant experience either.
その業界での経験が全くないエンジニア数人のチームでも、開発してすぐに競合に売却するという目的ならば良いかもしれないが、市場にかなりのインパクトを与えるプレーヤーになり人々の行動を変革するような大きなことを目的としているならば、業界での経験も人脈もあるメンバーが必要だ。技術や製品があるだけではビジネスにはならない。
4. Is the market big enough?
そのベンチャーが成功するためには多くの人が今までにした事がないことをする必要があるのか?コンピューターサイエンスの学位を持たない人でそのビジョンを理解できる人がいるか?テクニカルではない友人10人に意見を聞いてみるべし。
5. And finally… how dedicated is the team to this idea?
既存チームメンバーの人生においてそのベンチャーがどれ程重要なものか? 創業者が暇な時にふと考えた思いつきのアイディアなのか、今までやってきたことの集大成のアイディアなのか? 「創業者がどのくらいそのベンチャーに懸けているか」なんて大げさだと思うかもしれないが、成果が中々見られず資金も底をついているなんて時には、犠牲も惜しまない何が何でもという強い情熱が必要だったりするものだ。
如何でしょうか?それぞれ、確かに、という感じはするのですが、結局は自分が何を求めているのかによると思います。「数年がむしゃらにやってビッグになる!」ということを求めているならば、上記のような基準で勝ち馬を見つける必要があると思いますが、「結局どのベンチャーが上手くいくかなんて一流の VCでも分からないのだから、自分にとってやりがいがありスキルを延ばせる可能性が何がしかあるところで働く」という場合には、それ程ビジネスの成長性の重要度は高くないのかもしれません。(潰れた場合はまたすぐ就職先を見つける必要には迫られますが) 私自身が今何かを選ぶとしたら、自分がそのビジョンに強く共感できるか、というのが重要なポイントかなと思います。
どの目的の場合にも考慮すべきだと私が思うのは、誰とチームを組むかということです。長期的にその人を知っていない限り、長所短所の隅々まで分かり得ないのは当然ですが、短期的にであれ学べる何かがあるとか尊敬できるとか、そういった部分がないと難しいように思います。ベンチャー自体が上手くいかないことになったとしても、そこで出会えたチームはその後の宝になることもありますし、何しろ、合わない人と小さい組織で働くのは辛いし建設的ではないですからね。
皆様はどう決断されますか?
それでは今日はこの辺で。ではまた。