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「イースターエッグ」マーケティングとは

イースターエッグってご存知でしょうか。もともとは復活祭(イースター)でゆで卵にペイントしたり絵を描いたりして、それを色々なところに隠して子供達が見つけたりするお祝い事のことを指しています。では、製品開発或いはマーケティング用語としてはどうでしょうか?

これは卵探しと同様に、製品の機能をわざと隠しておいてユーザーに見つけさせて、バイラルで話題にさせるテクニックを意味します。

ゲーム業界ではかなり昔からこの技は使われていました。必ずしも「マーケティング」を狙ったものではなかったかもしれませんが、「どこをつつくとボーナスアイテムが獲得できる」みたいな話しは、子供(大人もかもw)同士ではかなり重要な話題であり、誰がそういう秘密を見つけるかというのもかなり競争をあおったという思い出があるのではないでしょうか。

現在ではそれがゲームを超え、コンシューマー向け製品・サービスにかなり組み込まれることが増えました。例えば、Siriが出たころなんかは、多少意地悪な質問に対する面白い回答はかなりネタになりましたし、Googleで画面がすごいことになる隠れ検索ワード(do a barrel roll)が話題になったこともありましたよね。最近ではSnapchatなんかは、フィルター加工の隠れ機能等、このマーケティング手法を上手に使っていると定評があります。

この技は製品・サービスが既にある程度のエンゲージメントがあったり、そうでなければよっぽど斬新でないと中々期待通りの効果はでないという面はあるのですが、試してみる価値はあると思います。

隠れてる、でも見つけられる、且つ見つけて楽しく、人に伝えたくなる、というラインはかなり微妙で、他の例や試行錯誤が必要になると思います。これは製品・サービスそのものの性質やUXにもよるでしょうが、上手くやるにはかなり考えて実行する必要がありそうです。

が、ちょっとアドホックでもしかしたらできるのかなと思ったのが、例えばアプリで新しいフィーチャーを加えるとして、でもUIを一新しない限りそこへのナビゲーションが遠くて説明がまどろっこしくなる、ということが予想される場合、それを敢えてイースターエッグとしてしまう、というのはどうなんでしょう。まあケースバイケースでしょうが。

もし経験談などあれば、ぜひ。

では今日はこの辺で。

 

 

 

 

 

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