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IPO復活は実現するか

どうも。一週間空いてしまいました。皆様は良い週末を過ごされたでしょうか。

先週からマーケットの調子が良くないですねー。こういう事もあるとは分かっているものの、ついつい自分の投資ポートフォリオの状況を見てしまい、うー目減りしてる、とガックリしてみたりしています。

この状況になるまでは、昨年後半からかなり状況が良かったので、2007年はテクノロジーベンチャーのIPOが久々に活気付くという雰囲気が広がっていたのですが、IPO予備軍はちょっとここしばらくタイミングを見計らう事になりそうですね。とはいえ、私は今のところ、一時期の調整はあるものの堅調に行くのではないかと楽観的に思ってますので、その意気で、Business2.0の3月号に掲載されていた記事Tech IPOs: They’re back!に触れたいと思います。

この記事では21世紀に入ってからというもの、テクノロジーベンチャーを起業し大きく育ててIPOするという道はほぼ閉ざされていて、Google等に買収されることが定石のExitだったとし、

Get ready for a tidal shift. Judging by the number of companies that have already filed or indicated that they might, 2007 is shaping up to be the biggest year for initial public offerings in the tech world since the end of the dotcom bubble in 2000.

2007年は前回のバブル以降最大のIPOの年になりそうだとみています。IPO志向はNasdaqが20%程伸長した昨年後半から始まり、テクノロジーベンチャーのIPO申請は一年前の同時期と比べて31%増したとのこと。それには、2006年に上場したテクノロジーベンチャーの成績が堅調だったこともムードを後押ししているようです。

Tech IPOs in 2006 returned a healthy average of 37 percent over their offer prices. There was no single equivalent of Netscape, but two tech IPOs were ranked among the best performers of the year: Networking equipment company Riverbed Technology saw its value more than triple in the two months after its November offering. And the stock of storage firm Isilon Systems shot up 77 percent on its first day of trading in mid-December, the best opening-day performance for a tech stock in six years.

そこでIt’s about timeだと。バブル後、テクノロジー関連特にベンチャー企業への投資は暫く敬遠され、VCも当時募集したファンドをトントンで収めるためにも M&Aでexitせざるを得ず、起業家も速く創って速く売るという形を学んだが、新たなファンドを得て皆が多少辛抱強くリスクを取れるようになっている、と記しています。

私は以前「IPOとM&Aは二者択一問題か?」というエントリーで書いたように、単純なM&A vs. IPOという見方には賛成できません。ですが、案件によっては、かなりの資金やリソースを投入して単体の会社を育てようというムードが、投資家側にでてきたのは確かです。最近見たところでは、携帯電話のコンテンツプラットフォームやワイヤレスLAN等のセグメントでは$100M規模の資金が投入されているベンチャーがゴロゴロあります。

個々の企業が単体の会社として育っていくに然るべき幅を持ったものであるかは検討を要しますが、IPOに然るべき企業がきちんと将来を描き数字を出し、公の企業となって必要な資金を調達し成長できるような環境があることは極めて重要だと思います。不自然な形で必要以上に長く私企業に留まっていることは、誰にとっても良いものではないはずです。

そして、この記事では2007年にIPOをし上手く行きそうな注目のベンチャーとして以下の6社をあげています。オンラインアート販売の Art.com、ローカル携帯事業者のMetroPCS、オンデマンドCRMのNetSuite、e-mailセキュリティのPostini、音声認識の Tellme Networks、そしてオンライン靴屋のZappos.comです。他のIPO予備軍には、上場を昨年見送って良い時期に備えているAruba Networks、Clearwire、Sourcefire等が挙げられています。

さて、市場が持ち直して、これらのそして更に多くのベンチャーがIPOすることになるか、楽しみですね。もしIPOが活況を呈する場合、今回は皆がIPOにむやみに突進することなく、然るべき企業のみが値する成長の機会を与えられると良いのですが…。

ではまた。

2 comments to “IPO復活は実現するか”

  1. 先日はどうもでした。
    この前行ったMountain Viewの和食レストランは、かなり美味いと評判の店だったみたいです。知らなかった・・・。
    あそこにWi-Fiが来てたら遊牧民になりたいなぁー。

  2. こちらこそどうも。私はてっきり、南のほうに住んでいると、いつもすごくまともにおいしい和食が食べられるのかと感心してしまっていましたが、評判のお店だったんですね。色々あっておいしかったです。

    Mountain Viewならgoogleの恩恵でどこでも可能なのでは? サンフランシスコもmeshだなんだってやってるみたいです。

    「これからフリーになるんだ」みたいな感じで、「これから遊牧民になるから」って言う現場を想像するとなんだか楽しいですよね。

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